中古マンションのリノベーションを考えているけど、物件内覧時には何を確認すればいいの?
絶対に物件選びで失敗したくないので見るべき観点を教えてほしい・・・
こんな疑問やお悩みにお答えします!
本記事の内容
- マンションの周辺環境で確認すること
- マンションの外観・共用部分で確認すること
- マンションの専有部分で確認すること
- その他確認しておくと良いこと
かくいう私も、2023年に中古マンションを購入し、フルリノベーションしました。
その実体験をもとにこの記事を書いています。
リノベーションに興味があるけど絶対に失敗したくない!という方への後押しとなれば幸いです。
また、リノベーションの大まかな流れを知りたいという方は以下の記事も合わせてご覧ください。
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では、さっそく説明していきます!
目次
周辺環境のチェックポイント
駅からの距離 | 実際に最寄り駅のホームから歩いて確認しましょう。物件情報に掲載されている徒歩〇分はコンコース出口から物件までの距離をもとに機械的に計算されています。コンコース内の移動や経路上の勾配、信号の数などは考慮されていません。 |
周辺施設の充実度 | コンビニ、スーパー、ドラッグストア、病院など、日常生活に必要な施設が近くにあるかを確認しましょう。また、大型のショッピング施設などは近くにあると魅力的ですが、あまりにも近くにあり過ぎると渋滞などに巻き込まれる可能性があるので注意が必要です。 |
周辺道路の状況 | マンション前の道路の車通りの多さや周辺道路の街灯の数を確認しましょう。昼と夜の両方の時間帯で訪れることをオススメします。幹線道路が近い場合は、交通量や騒音がどの程度かもチェックしましょう。 |
外観・共用部分のチェックポイント
外壁 | 建物の外壁に亀裂がないか確認します。亀裂がある場合、建物の耐久性に問題があるかもしれません。特に古い建物では、外壁の劣化具合を注意深く見る必要があります。 |
エントランス | エントランスの清掃度合いや監視カメラの有無などを確認しましょう。管理が行き届いているかどうかは、建物全体の管理状態を示す指標になります。 |
エレベーター | エレベーターの清掃度合いや落書きの有無、老朽化していないかを確認します。安全に関わる部分なので注意が必要です。 |
階段 | 階段の清掃度合いや亀裂がないかを確認しましょう。低層階の場合は日常的に使うことが予想されます。高層階であっても非常時に使うことになるので、緊急時に安全に避難できるか確認しましょう。 |
掲示物 | 騒音やペット、ゴミ出しに関する注意書きが掲示されていないか確認します。これにより、住民の生活習慣や物件のルールを把握できます。 |
郵便受け | 郵便物で溢れているような家がないか確認しましょう。特に両隣りや上下階のお宅の場合は注意が必要です。また、郵便受けが壊れていないか、施錠がきちんとできるかも確認しましょう。 |
宅配ボックス | 宅配ボックスの清掃度合いも確認します。物件の利便性を左右するポイントです。特にネットショッピングを多用する場合、宅配ボックスの設置数や使用状況も確認しましょう。 |
ゴミ捨て場 | ゴミ捨て場が綺麗かどうか、マンション内にあるか、いつでもゴミを出せるのか、それとも曜日指定があるのかを確認します。また、ゴミ捨てのルールや分別が徹底されているか、清掃が行き届いているかもチェックポイントです。 |
駐車場 | 駐車枠がすでに決まっている場合は、停めやすさや防犯カメラの位置などをチェックしておきましょう。合わせて駐車場に停まっている車種や停め方なども確認しておくとどういった方が住んでいるのかがなんとなく分かります。 |
玄関ドア・窓サッシ | これらの部分は交換が難しいため、状態をよく確認しておく必要があります。玄関ドアの施錠状態や防犯性、窓サッシの開閉具合や防音性、断熱性もチェックポイントです。 |
専有部分のチェックポイント
図面との相違 | ポータルサイトの間取りが正しいかどうか確認しましょう。実際に見てみると各部屋の広さやPS(パイプスペース)の位置などが記載と違うことが時々あります。 |
陽当り | 物件の陽当りを確認しましょう。窓の位置や方角によっては、一日中陽当りが悪い場合もあります。太陽の軌跡を確認するアプリも使うと良いでしょう。 |
窓からの景色 | 窓からの景色を確認し、隣の建物などが気にならないかチェックします。また、プライバシー確保ができるかも確認しましょう。 |
防犯性 | バルコニーが隣の建物と近すぎないか、駐輪場の屋根やパイプを使って容易に不審者が登って来れないかなどはチェックしておきましょう。 |
トイレ排水方式 | トイレの排水方式には床排水と壁排水の2種類があります。排水方式によって取り付けられる便器が変わるため確認しておきましょう。 |
梁の位置・形状 | 梁の位置や形状が、間取りや家具の配置に影響することがありますのでしっかり確認しましょう。物件情報の間取り図には記載されていません。 |
天井高さ | リノベで天井を高くしたい場合は、ユニットバスの点検口から天井高を確認し、どれくらいの高さを確保できるか確認しましょう。 |
床上げ高さ | リノベで水回りを移動したい場合は、直床か二重床かを確認しましょう。フローリングの床下に空間がある二重床の方が間取り変更が容易なため、リノベに適しています。 |
電気容量 | 日常生活で使用する予定の電気機器の合計電力が、物件の電気容量に対応できるか確認します。IHや電気式の床暖房を導入したい場合は注意が必要です。 |
ガス容量 | ガスを利用する場合、ガス容量が適切かを確認します。特にガスコンロや給湯器の使用に影響しますので、ガス式の床暖房を導入したい場合などには注意が必要です。 |
追い焚き機能の有無 | 追い炊き機能がない場合、新しく追い炊き管を新設するのにマンション外壁に穴をあける必要がありますが、難しい場合が多いです。 |
エアコン・室外機の位置 | エアコンや室外機の設置位置を確認しましょう。バルコニーに面していない部屋はエアコンが設置できない可能性があります。 |
給気・排気口の位置 | 各居室の給気口やキッチンの排気口の位置を確認しましょう。マンション外壁に新しく穴をあけるのは基本NGのため、間取りにも影響してきます。 |
その他のチェックポイント
近隣住民 | 年齢層、家族構成、ペットの有無を確認します。騒音トラブルや生活リズムの違いに注意が必要です。 |
異音・異臭 | 飲食店や工場、鉄道沿いの物件では騒音や異臭がないか確認します。周囲の環境が住み心地に大きく影響するため、実際に現地で確認することが重要です。 |
上階の有無 | リノベで躯体現し(コンクリートをむき出しにすること)にしたい場合、最上階であったり、上の階の住居のバルコニーがある場合、断熱材が必要なため、難しいことがあります。 |
ネット回線の制約 | 光回線の導入状況や回線事業者を確認しましょう。特にリモートワークをする場合はネット環境は重要です。スマホの電波状況もチェックしておきましょう。 |
まとめ
今回は中古マンションのリノベーションにおける物件内覧時のチェックポイントについて紹介しました。
内覧時には多くのことを確認する必要がありますが、後々のトラブルを防ぎ、理想の住まいを見つけるためにも大事な作業です。本記事をぜひ参考にしてみてください。
それではあなたも良いリノベーションライフを!